2010年8月15日日曜日

断食道場4日目 回復断食 静養院断食療養所 奈良 生駒 信貴山 宝山寺 回復断食1日目

平成22月8月15日(日) 断食道場4日目です。
いよいよ、回復食が出てきます。

嬉しさに、5時には起きて、庭をウロウロします。
体重を量ると、入門時から3キロ減。ここまでの目標が3.5キロなので、少しだけ足りませんが、まずまずといったところです。

正直、まだ1日位は本断食していたい気分ですが、ここは、先生の立てたプログラムに大人しく従います。

さて、7時過ぎの朝食です。
当然、脂の乗ったベーコンや、甘いスクランブルエッグ、フワフワのクロワッサンなんて出てきません。
出てきたのは、コップ1杯の重湯(お粥の上澄み汁)と梅干し1個。
ザラザラになった口に、重湯をゆっくりと少しだけ含みます。
フワッと甘さが口の中に広がり、頬が落ちそうに痛みます。
ゆっくりと愛しむように喉に落とすと、干からびた土に水がしみ込むように、食道を通り、胃の中に落ち、スッと胃の中できえていきます。

続いて、梅干しを少しだけ千切り、口に入れます。
「おーっ!」、思わずため息が出てきます。

重湯も、梅干しも、平常時ならこんなに美味しく、有難くいただくことはありえません。
1日、汗まみれで働いた後の1口目のビールが、この世の最上の美味さといいますが、そんなもの比べ物にならない美味しさです。

少ない量ですが、お腹にドーンと力が出てきました。

借りてきた、DVDを見ます。
「野生の証明」。公開時、私は中学2年生でした。
この頃って、角川映画の最盛期ですね。
莫大な予算で、CM打つので、映画を見ていないのに、何か内容を知っているという、不思議な映画です。あっ、ラジオの深夜放送、オールナイトニッポンで、ラジオドラマをやっていたので、知ってるんですかね。それとも、結末まで解説する、浜村淳のラジオの影響でしょうか。
高倉健若い! 薬師丸ひろ子の「お父さん怖いよ。誰かがお父さんを殺しにくるよ。」と、「ネバーギブアップ!」のセリフが、妙に頭に残る映画です。
加えて、中野良子がいい。この頃の女優って、凛としていて、いいですね。

さて、昼御飯です。朝と同じ、重湯です。
こんな食事ですが、3日間何も食べなかった私には、すごいご馳走です。




そうそう、昨年のこの重湯の写真。アングラ雑誌に無断転載されていました。「ググッてはいけない世界」か、「入ったらどーなる」という雑誌だったと思います。

午後からは、東生駒まで出かけました。徒歩、ケーブルカー、近鉄電車と、結構大がかりです。目的は、電器量販店でマッサージ機に乗ること。私は、フィミリ社のマッサージ機に惚れ込んでおります。

舌の痛さが強いので、トイレで、あんぐり口を開けて、舌を見たところ、白いコケが生えています。それも、見たことの無いような分厚いコケ。東洋医学で「舌苔(ゼッタイ)」、西洋医学で、「糸状乳頭」と呼ばれる、舌の表面に存在している先の尖った突起のことだそうです。ネットで調べると、断食で毒素が出ているとか、身体に水が溜まっているとか書かれています。断食反応の一つですね。

さて、16時の夕食です。
昨年は、ここで二分粥が出てきました。
おかず何かなぁ。チョコレートパフェを待つ、女子中学生のようなオヤジと化した私は、かなり危ない状態です。

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なんと、また重湯 ! 。
思っても見ない展開です。
ガッカリした反面、1日半断食を続けたと考えれば・・・・。
飢餓に耐えた私としては、重湯であっても、有難い食事です。

明日は、二分粥食べられるかなぁ。

2 件のコメント:

きよぴー さんのコメント...

さすがに二回目となると、落ち着いてはりますねー。
人間経験って大事だな、と思います。
断食反応はどうなりましたか?

紫電改 さんのコメント...

きよぴーさん、お陰さまで生きてます。
昼寝ばかりで、床ずれが出来そうです。